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新「ハクション大魔王2020」が令和の子供の気持ちを代弁しすぎてる!第一話から子育て中のママが学ぶことができること

 

 

 

ハクション大魔王2020が令和の子供の気持ちを代弁しすぎてる!

先週から新たに「ハクション大魔王2020」が土曜日にスタートしましたが、みなさんはもうご覧になりましたか?我が家の5歳の息子は、この1週間の間に録画をおそらく30回は観てると思います!それほどまでにハマってしまう理由は何でしょうか・・・。おそらくそれは、今の子どもたちの心理が本当にリアルに、そして丁寧に描かれているです。”親になかなか理解して共感してもらえないココロの動きみたいなものを、このアニメは代弁してくれている!!” そういう息子の心の声がきこえてきそうです。

 

昭和世代の親の思い込み

主人公のカンちゃんは、とっても要領がよくて、家での時間をリラックスするために下校前にもう宿題を済ませていたり、最短距離で家に帰ろうとしていたり。そして、ハクション大魔王とアクビが現れて行きたいところがあるか聞かれても、「ない」と答えます。これって、昭和世代の親からしてみたら、「子供なのに、あるでしょ!!」ってつっこみたくなりますよね。「まさか行きたいところがないはずないだろう・・・」って、ハクション大魔王と同じリアクションをとってしまいそうです。

 

 でも、今の子どもたちって、そもそもわたしたち親世代が子供だった頃みたいに、開放的な環境で自由に子どもたちで遊びまわったり、探検したり、いたずらしたり、怒られたりっていう経験が極端に減ってるんですよね。

 

車や誘拐や事故が危ないとか、勝手にお友達の家にあがりこむのは相手のお母さんに気をつかうとか、そもそも塾とか習い事、学童などで子供が自由になる時間があんまりないとか。小学校低学年くらいまでは、遊びに外に行くとなったらいつも親が連れて行く。

それは小さな探検や冒険というよりも、”連れて行かれている受け身の遊び””はい、ここでいい子でお友達と仲良く遊びなさい”っていう半ば強制される遊び”になりがちです。それは、どうしても親がそばにいるとなると、少しでも危ないことをしようとするとすぐ口を出してしまったり、他のお母さんなどがいると周囲の目が気になって、余計に注意をしてしまったり、色々理由はあると思います。

 

それって、親の自己満足なのかも?

親は遊びに連れて行ってあげているつもりだけど、もし普段からいい子をやってる子だったら無意識的に、”遊びについていってあげてることで、親の満足感を満たしてあげることができた。あーーーよかった”とか思っている可能性もあります。

だから、カンちゃんのように、学校から家に帰るとお母さんが仕事から帰ってくるまでまだ時間がある!!ヤッター思いっきりリラックスできるーー的な感じでテンションが上がるのです。昔は、家に帰って、お母さんがいない家庭は鍵っ子とか言われて子供が可愛そう的な周囲の雰囲気がありましたよね。言わば同情の対象だったわけです。それが今や、子供が喜んでいるという・・・そしてそれがこのような大人気アニメに描かれるということは、多くの子供がそのように考えているってことですよね。

全国の必死に育児をしているママたちは、今一度その子供への愛情やしつけが空回りしていなかどうかを考えたいですね。

 

大人目線のルールの圧力

平日仕事で忙しく、どうしても罪悪感と戦わざるを得ない忙しいママたちは、週末になるとここぞとばかりに気合いをいれて、どこに遊びに連れて行こうかと張り切ります。

一方で、子供の方はもはや週末までもそんなに疲れるとこにいきたくない、家にいてゲームして、ダラダラしていたい・・・と思うのも自然な流れなのかもしれません。第一話でのハクション大魔王で、公園に「ボール遊び禁止」という張り紙がしてあるシーンがありましたが、子どもたちはそれだけ日々色々なことを禁止されて、注意されて、叱られているってことなんですよね。

 

保育園や幼稚園、学校でも色々な禁止ルールを大人によって設けられて、家でも親の価値観やコンプレックス、ストレスや不安などによって禁止ルールを設けられる。それを守らなかったら、大人から”怒り”や”不満”というネガティブな感情を与えられる・・・

私自身は、昭和時代に子供として過ごせて、幸せだったなぁと最近子供をみていてつくづく感じます。と同時に、親が今こどもたちに無意識に押し付けてしまっていることって、本当に子供のためになってるのかな?っていうのをもう一度考える必要があるなと。親が生きた子供時代と、今の令和を生きる子どもたちをとりまく環境は、何もかもが違ってるってことです。

 

親が子供をしつけなければ!という感覚はもう捨てましょう

今を生きる子どもたちは価値観も全然違います。それを、まずお母さん自身が感じ取る、腹の底から理解するっていうのが、めちゃくちゃ大切だと思います。なぜなら、どこかで、子供とはこうあるべき、こうあってほしい、こうなってほしい、こうしてほしいと、いつも自分の中に想いがあって、それと子供があわないと、お母さんとしての自信の欠如や周囲との比較による劣等感、感情的に怒ってしまう、子供を叱りすぎてしまうなどのネガティブな行動に傾きがちだからです。

一時期、ゆとり世代とかってよくメディアなどで取り上げられていましたが、そんなレベルじゃありません。生き方、価値観、幸せ感が今を生きる子供たちは大きく親世代とは異なってきています。すでに私たち親が、子どもたちから生き方を学ぶ時代にはいっているってことなんです。  そして、そういう親の姿勢が、子供との対話を生み、子ども自身の自己肯定感を高めていくのではないかと、感じるのです。

 

育児奮闘中の私も、自分にそれを問いかけています。だって、忙しすぎて、そして疲れすぎて、そういうことを忘れてしまうんです。でも、たぶんそれでもいいんですよね。子供って謝れば許してくれるんです。だからこそ、少し自分の育児を振り返る時間ができたときには、子供に自分の感覚をおしつけていないかを考えたいですよね。